『聞き上手は同調上手!』
今日のタイトルの意味は、“商人とは争いごとを起こしてはいけない”ということです。
もちろん、商人でない人もそうなのですが。
一見、弁護士や政治家などは、反論するのが先決のように思えますが、実は、まず「そうだよね、わかるよ。」と言ってから話を始めるのがスムーズに進みます。
世の中には、自分と随分違う意見を言う人がいますが、最初に「違うよ。」と言ってはいけません。
以前もお話ししましたが、「そうだよね、わかるよ。」だけしか言わない漫才がありました。
相手が何を愚痴っても嘆いても、とにかく相方は、ずっと「そうだよね、わかるよ。」だけ。。。
「そうだよね、わかるよ。」の意味は、言っていることは分かったということであって、そのことに賛成や同調するというわけではありませんよね。
とにかく返答の最初に、「そうだよね、わかるよ。」とまず言うと、相手は、その時点で分かってくれている、さらに、あなたは仲間だと自然に意識が同調するのです。
一方、反論したくなる場面で、少しでも冒頭に「しかしね。」「〜けど…。」などと一度言ってしまえば、その時点で相手の意識がガードしてしまいます。
「そうだよね、わかるよ。」と言わないまでも、まずは、頷いて「うんうん」と親しみやすく、コミニケーション上手な人をよく見かけます。
クレームなどの最初の場面でも同じです。
まずは、相手の話を聞く姿勢です。
これは、究極のコミニュケーション術でもあり、様々な相談や交渉ごとでも使えるかもしれませんね。
このやり方は、経営者に限らず誰でも使えそうです。
そのためには、口癖のように訓練しておくことが特に大切です。