『単調なルーチンワークでもこんなに楽しくなる』
“新聞配達の単調な仕事でもこんなに楽しく、素晴らしい仕事になる!”
私の友人である『指示ゼロ経営』の著者、米澤晋也のブログに、こんな記事がありました。
〜ブログ記事より〜〜
“新聞の配達員でも仕事の主になれる”
僕が23年間社長を務めた新聞店には、新聞配達員の仕事の主が何人もいます。
その中の1人、長田さんという方をご紹介します。
彼はアルバイトの配達員で、昼間は酒店を営んでいます。
同時に、ずっと地元の消防団で活躍してきました。
ある日、彼は僕にこう言いました。
「私は、新聞だけでなく地域に安心と安全をお届けします。」
新聞配達は毎朝、同じ家を配るので、ちょっとした異変に気づきます。
消防の経験から、配達をしながら地域を見守ることを発案したのです。
ある日、独居老人宅で前日の新聞がポストから抜かれていないことに気づき、すぐに民生委員を通じ、安否確認をしました。
すると、居間で倒れているのを発見!
すぐに、救急車を呼び一命をとりとめました。
数日後、退院した老人から長田さん宛に感謝の手紙が届きました。
こうした事例は、他の配達員に刺激を与えます。
すると、共感した仲間がこの活動に加わりました。
1人増え、2人増え、4人増え…
最終的には、全社的な取り組みになり、行政と調停を結ぶ地域の見守り活動になりました。
すると、僕も信じられないことが起こったのです!
それは、正月になると、お客様から分厚い手紙が届くのです。
最初に見た時は、怒り心頭のクレームかと思いました(笑)
開けて見ると、1000円札が同封されていました。
「配達員さんがどなたか存じ上げませんが、日頃の感謝の気持ちです。お年玉としてお渡しください。」
新聞配達は、単純作業です。
“そんな配達員でも、仕事の主になれるんだ!”僕は、とても感動しました。
この経験が、僕が、指示ゼロ経営を世に広めたいと強く思うきっかけになりました〜
自ら進んで仕事を作って淡々と行う、その中に限りない幸せを含んでいる。
自分の仕事に高い誇りを持ち、仕事そのものから感謝や幸福を得る“仕事を楽しむ”です。