『現代版ウサギとかめの創作話〜第六話〜』
日曜日がやってきました。
いよいよ7回目のレースです!
朝、顔を合わせた2人は、全く同じ事を言い出しました。
「よく考えてみたら、競い合って、比べ合って、争い合って走り続けるのって、意味がないのではないか。」
「ウサギはウサギ同士で、かめはかめさん同士で、楽しく走ることに喜びや幸せを感じてしまった。」
「みんなが集まって楽しい時間を過ごすためには、何も競争という形を取らなくても良いような気がする。」
「みんなでお弁当を食べたり、景色を楽しんだり、咲いているお花を愛でて、楽しい会話をし、助け合いながら何かをする。このような時間がとても楽しいのではないだろうか。」
「競争することに、何か意味があるのだろうか?」
結局2人は、これらのことに気が付いたのでした。
「確かにぼくたちは、最初に競争をして走ることをしなければ、このことに気づかなかったもしれない。でも、毎日競争しているうちに、こんな簡単なことに気が付いたのだね。」
そして、ウサギさんとかめさんはにっこりと笑い、お互いに固くがっちりと握手をして別れたのでした。
『新しいウサギとかめの物語が、21世紀初頭のこれから始まるのです。』
とあるお方は思っているのです。
これでこのお方の創作物語はおしまい。。。。
私たちは、学校教育でも社会でも常に競争や、比べることを当たり前のように過ごし、それが正しいこととしてなんの疑いも抱きませんでした。
この物語を読んで衝撃を感じました!
自分自身や会社や組織を向上させるために、競争でなく協奏を実践していきたいと思います。
6回シリーズを最後までお読みいただいてありがとうございました。