ドーピングに間違えられたランニングシューズ

 


『ドーピングに間違えられたランニングシューズ』

 

シューズ開発はマーケティングだった

 

 

近年の箱根駅伝では、青山学院大学が強豪校として名を挙げていますね!

 

実は、私は青学出身なのです(笑)!

 

その青山学院大学が履いていたシューズは、ナイキの「ヴェイパーフライ」と言うシューズ。

 

世界各地のレースで、大会新記録が続出し大きな話題を呼んでいます。

 

このシューズは、ナイキがケニアのキプチョゲ選手からの依頼で開発したシューズでした。

 

ケニアでは、アスファルトでなく砂の上の柔らかいところを走ります。

 

アスファルトの上でも、砂の上を走るようなクッション性と反発力・推進力の相反する要素を両建てさせなければなりません。

 

 

とても難しいシューズの開発に取り組んだのです。

 

開発にはおそらく膨大な予算を要し、6年以上の歳月をかけて完成。

 

その圧倒的な性能で、最近では国際陸連からドーピングではないか?と言われるほど新記録が続出しています。

 

箱根駅伝でも、ほぼ全員がこのピンク色の厚底シューズを履いていたというから驚きです。

 

さらに注目は、このシューズはプロ専用のオーダーメードではなく、市販の汎用とのこと。

 

汎用シューズのP Rも狙ったマーケティング

 

 

すでにあるところでは「ナイキの勢いが止まらない!日本人ランナー総ナイキ現象」などと騒がれはじめました。

 

ナイキは、この開発に成功すれば、日本のランナー人口が964万人(2020年5月現在)世界のランニングシューズ市場規模は2.8兆円。

 

もし、オリンピックなどで結果を出せれば、世界の5割のシェアも考えられます。

 

なんと凄まじい世界規模のマーケティングでしょうか。


 

 

  
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