『悠然と構えなさい』
あくせく働く必要はない
〜高い志や目標は達成するには、骨身を惜しまず自分も家族も犠牲にする。
頑張って朝早くから夜遅くまで、無我夢中で必死になって、働かなければ達成できないと教えられてきた。
そのせいで、我々はずいぶん大切な時間を失ってきたように思える。
しかし、冷静に考えてみれば、そんなにあくせく働く必要は全くないのである。
これは「8対20の法則」を描いた筆者の説である。
私は、100%同意できるとは言えないが、納得できる点は多い。
その説の根拠は、人間が成し遂げた偉大な仕事の大半は、精励とひらめきが組み合わさって生まれている。
ゆったりとお風呂につかっていたアルキメデス、リンゴの木の下にぼんやり座っていたニュートンを思い出してみれば分かる。
アルキメデスが浮力について何も考えず、ニュートンが引力について何も考えていなかったから、もちろん偉大な発見は生まれなかったであろう。
しかし、アルキメデスが机にしがみついていたら、ニュートンが科学者チームの指揮に忙しかったなら、あのひらめきは生まれてこなかったに違いない〜
テレビの宣伝で、
“バスや電車に乗っていたりお風呂に入った時に、ふとアイディアが出る。真剣に考えている会議では意外と出ない”みたいな宣伝がありました。
つまり、あまりに忙しく、目先の仕事に追われていては、良いアイデアはでない。
さらに、そのひらめきがとても重要な要素を持っていることに注目すべきです。
また、ひらめきも頑張りすぎていると、出てこないのでしょうね。