『トヨタはソニーにやられるか』
未来を乗せたソニーのコンセプトカー“V I S I O N―S”のお話です。
ソニーが、2020年1月ラスベガスの技術見本市でコンセプトカーを発表しました。
本物の自動車で時速240㎞出るそうです。
なぜ、ソニーが自動運転車を開発するのか?と不思議に思う人がいるかもしれません。
自動車といえば、現在は、トヨタやベンツなどが世界を牛耳っています。
しかし、最近では、自動運転車のテスラなどが注目されています。
それはどういうことか??
車が電気自動車や自動運転になった場合に、ガソリン車よりもEVいわゆる電気自動車の方が、はるかにコントロールしやすくなっているからです。
EVの場合は、部品点数がガソリン車の3分の1で済み、排気ガス規制などの難しい技術がほとんど必要ありません。
車産業への参入障壁が低くなっているのです。
自動運転になった場合、車は移動の空間としての役割になり、そこは映画を見たり食事を楽しんだり、キャビンはエンターテイメントの空間となるのです。
トヨタの豊田社長もモノづくりから人づくりへ。。。
町全体で暮らしの新たな価値を創造する「コネクティッド・シティ」という発想が必要と、ソフトバンク孫社長と提携しました。
ここで大きなポイントは、自動運転にはたくさんのセンサーが必要です。
一番重要なイメージセンサーなるものは、実はソニーが世界の60%を占めているのです。
ソニーは、この辺を見据えているのかもしれません。
また、ソニーの“CoreCompetence(コアコンピタンス)”の基本概念は、「モビリティー」と「エンターテイメント」の融合。
ウォークマンやハンディーカムなどがその代表です。
これからは、「車」が戦略なのだと思います。
果たして、ソニーは自動車産業に参入するのでしょうか?