『なぜ?パラグライダー』
私、本当はヘリコプターを操縦したかったのです。
しかし、免許を取るのは諦めました。
小さい頃、アメリカのヘリコプター救助隊のT Vドラマをよく見ていて、自分もあのようにヘリコプターで人を救助したいと常に思っていたのです。
ヘリコプターで山の中を自由に飛びまわり、ホバリングをしたりするのに憧れていました。
旅行で飛行機に乗った時、離陸や着陸がとてもワクワクします。
離陸や着陸するあの浮き上がる感覚が大好きなのです。
初めて4人乗りの小さなセスナに乗った時、大型旅客機では味わえないあの感覚は今でも忘れません。
“小さな飛行機の操縦もいいな”、いつかは自分で操縦をしたいと思っておりました。
そこで、いつしか本格的に操縦免許を取ろうと思ったのです。
ヘリコプターの免許を取るためには、1千万円以上費用がかかることが分かり、あえなく断念。
セスナならば、その半分位と聞いて一時真剣に考え、まずは、身体検査を受けることになったのです。
身体検査には、目の検査・平衡感覚・血圧などがありました。
当時の私は、目はレーシックしたばかり。
平衡感覚は、3度の耳の手術で鼓膜がない。
血圧は、本態性高血圧でこれもあえなく断念。
身体的に免許が取れないこととなり、諦めておりました。
そんな折、60歳を機に田舎で畑でもやろうかと思い、南房総鴨川の山の上に古い家を借りて週末に通っていた時、その山のすぐ上でパラグライダーの基地があったのです。
大袈裟ですが、これが運命的な出会いに!
それまでは、パラグライダーというものを全く知りませんでしたが、当初の畑仕事そっちのけでパラグライダーにのめり込んだのです。