『究極の質問に答えるコツ』
お客さんにもたらされるものを答える
お客さんがいちばん知りたい事は、商品やスペック、サービスの内容ではありません。
その商品を買ったり、サービスを利用したり、イベントであなたのお店に行くことで、「私に何がもたらされるのか?」「私にどんないいことがあるのか?」ということです。
L“その商品を使うと、私のどんな問題が解決するのか?”
L“その商品を使うと、私の暮らしはどうワクワクしたものになるのか?”
L“その商品のサービスを受けると、私の人生はどう豊かになるのか?”
L“そのイベントに行くと、どんな素敵な体験ができるのか?”
商品のサービスやスペック、イベントの内容を知りたくなるのはその後です。
農機具やトラクターのある販売会社が、年間13本しか売れていなかったスコップがありました。
しかし、2年後には736本も売れるようになりました。
その理由は、“これを使うことで自分に何がもたらされるのか?”という内容を書いたからです。
「ガチガチの雪が面白いほど掻けるから、笑って雪かきができます!」
これは商品名でも商品説明でもなく、何がもたらされるのかを書いています。
“どうして今、あなたからこの雪かきスコップを買わなければならないの?”
と言う質問に対して、
L“そのスコップを使えば、笑って雪かきができるようになるからですよ!”
と答えているのです。
そのスコップを買った人に、こんなエピソードがあります!
「雪が降るのが楽しみになりました」と。。。。
商品のサービスやスペック、イベントの内容はその後です。
実は私の会社でも2本買いました、本当に楽しくなります。
*肥前利朗著;【つらい仕事が転職に変わる】より