『ライフサイクル曲線その1(全3話)〜“アサヒビール中興の祖”・樋口廣太郎氏に会う〜』
ライフサイクルを知らないと大怪我する
40歳で社長となった私は、当時、事業の多角化を模索していました。
そんな折日本経営合理化協会で、多角化するならフランチャイズがおすすめの話を聞きました。
ちょうどその時に隣の席にいた“アサヒビール中興の祖#”樋口廣太郎氏に進められて、1995年 写真の現像とプリント「パレットプラザ」とフランチャイズ契約を結び、使い捨てフイルムカメラの現像とプリントショップを始めました。
さすが!樋口廣太郎氏は、ちょうど発展期にあるこの写真現像業界の発展期をドンピシャで読んでいたのです。
それに乗った私は、ブームに乗って店舗展開して5店舗まで拡大しました。
樹木希林さんのT V C Mで富士フイルム「写ルンです」が大ヒット、デジタルカメラが発売されるもなんのその、毎年売り上げ更新で当社も大儲かりでした。
しかし、2005年あたりから携帯電話にカメラがついた途端に急速に縮小、私は2008年に全店舗売却したのです。
ライフサイクル曲線とは、
【導入期】市場にまだ認知されておらず売り上げにつながらず、開発等コストがかかる
【成長期】商品サービスが市場に受け入れられ売上拡大に伴いコストも上昇する
【成熟期】市場に広く行き渡り成長率は下がるが利益が安定する
【衰退期】競合が多く利益が出にくい。商品やサービスの改良、又は撤退か
フランチャイズ等業界に参入しようとしたときに、巷で盛んに取り上げられたときにはすでに【成熟期】、その時に参入してはいけないのです。
そのタイミングを捉えれば、社長もスタッフも楽しくなります!
どうしたら【成長期】のタイミングで参入できるかが大切です。
次回はそのタイミングについてお話しします。
*樋口廣太郎氏*
社長としてビール販売量で業界3位に低迷していたアサヒビールの立て直しに注力。87年に新商品「スーパードライ」を発売した。社長在任の6年間にアサヒビールの売上高を約3倍の規模に成長させ、後にビール販売量1位になる基盤をつくる。
YouTubeも配信中!ぜひ、ご覧ください。